妊娠初期の出血

妊娠初期にあらわれる症状の1つに「出血」があります。妊娠中は、子宮の血液が増加することもあって、出血しやすい状態で、ちょっとした刺激でも出血することがあり、妊娠中に出血を経験している妊婦さんは全体の8割近いというデータもあるようです。

初期に多いのは、「着床出血」「月経様出血」と呼ばれるもので、受精卵が子宮に到達して着床したときの刺激で起こるものです。本来の生理予定日前後に出ることが多いため、生理と間違って妊娠に気づかない場合もあるようです。ただし量が少なく、またおりもの と混ざって出てくるケースもあります。それ以外にも、子宮が大きくなる過程で出血したり、胎盤が作られていく過程で出血する場合もあります。

深刻な出血としては、流産と子宮外妊娠があります。流産では強い下腹部痛と共に出血が続くことが多いです。受診した時にはすでに流産してしまっている場合もあるので、出血と下腹部痛を感じたら早めに受診してください。
子宮外妊娠は、卵管や卵巣、腹腔内に受精卵が着床した場合の妊娠です。流産になることが多いのですが、胎児が育つことで卵管や卵巣が破裂すると激しい腹痛と出血が起こります。命にも関わるので一刻も早く病院に行く必要があります。

他にも膣炎・膣びらんや、子宮頚管ポリープなどが、出血で受診することでわかる病気もあります。出血しても、ほとんどは生理現象の範囲内ですが、素人判断は危険なので、「あれ?」と思ったらすぐ医師に相談してください。その場合、出血の色や量、状態、腹痛の有無などを伝えると診断もスムースです。

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